スタント (Stunt) とは、「妙技」「離れ技」の事である。映画においては、危険な演技を指す。スタントマン(又はスタントウーマン)は実際に出演する俳優の代役として自動車からの飛び降りや高層ビルからのつり下がりといった危険な演技を行う。これに反して、あえてスタントマンを使わずに、実際の俳優がスタントを行うことを売りにする場合もある。コンピュータ技術の発展により、危険な演技を実際に行ったかのようにコンピュータ・グラフィックスで表現することが可能となった。ワイヤーアクションなどがそうである。また、俳優もスタントマンも使わず、CGで作成された人物に演技をさせるデジタル・スタント(CGスタントとも)と呼ばれる視覚効果も発展している。1992年のアメリカ映画『バットマン・リターンズ』では屋上から飛び降りるバットマンをCGで描いており、初期のCGスタントと言える。この技術は近年の『スパイダーマン2』(2004年)などでも大きく発展している。ただしCGスタントはこのように顕著とは限らず、観客の気付かない所で使用されていることも多い。