キネマ旬報(きねまじゅんぽう)は、1919年7月創刊の映画雑誌、通称「キネ旬」。キネマ旬報社が発行している。キネマ旬報ベストテンは、1924年に外国映画のみを対象として「芸術的に最も優れた映画」「娯楽的に最も優れた映画」の2部門を編集同人の投票により選出したのが始まりで、日本映画の水準が高くなったことを理由に1926年から日本映画も対象となった。以降、映画を日常的に多数観ており、中立的で公正な評価が可能な委員により、毎年「日本映画ベストテン」と「外国映画ベストテン」が選出されている。1972年度から「読者選出ベスト・テン」も始まり、「映画評論家が選ぶ、信頼に足る映画」と「一般的に広く好まれる映画」とが多角的に区別され、映画ファンからの大きな信頼を得ている。その歴史は、一般的に最も権威のある映画賞と言われている米国のアカデミー賞よりも1年長く、キネマ旬報ベスト・テンこそ最も権威があるという見方をする映画ファンも少なくない。近年その選出された作品が時勢により毎年相当「手堅い」ものが選出され、一部のファンに熱狂的な支持されたいわゆる「カルト」的な作品や、再公開やビデオ・DVD化以降に次第に人気や高い評価を得てきた作品が多数見逃されているのも事実であり、そのギャップをどのように埋めていくのかが今後の課題であろう。