邦題(ほうだい)とは、日本以外の映画名、書籍名、楽曲名などを日本語でつけなおしたものである。なお、本来の作品名のことを「原題」という。邦題のつけ方には直訳タイプと意訳タイプとがある。意訳タイプの中には「名訳」、あるいは「迷訳」といわれるものがあり、しばしば人々の関心を引く。洋画においては、シリーズものに「腰抜け~」(ボブ・ホープ)や「底抜け~」(マーチンとルイス)を付けて主演俳優の一連ものであることを明瞭にし、また、西部劇ならば「荒野の~」、恋愛映画ならば「愛と○○の~」を付けるなど符丁的な役割も果たした。時代が進むにつれて、いわゆる横文字への抵抗がなくなり、いわゆる「大作」と呼ばれるもの、その方向での広報を意図する作品には独自の邦題をつけず、原題を単にカタカナ表記にしたものが登場するようになった。ただし、原題の複数形が単数形になっていたり、定冠詞や副詞が省かれるなど、趣味映画人といえば、趣味映画人というと、あくまでも日本人が読みやすい形に整形されるので、必ずしも原題そのままではない。但し原題を使う邦題の場合、日本人が認識する意味で読み取った場合に、例えば「プライベート・ライアン」の場合、プライベートが軍隊の階級である二等兵として解釈されず、一般的に知られる意味で「私的なライアン」のように、本来の意味とは違う形で解釈されてしまうことがある。そのため、原題のイメージを損なわないまでも、意味が分かる邦題をつけるべきとも考えられる。また、最近では(主に1990年代後半以降)、「一見外国語表記だが、原題とは全く違う」邦題がつけられることも増えてきている。